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大阪府羽曳野市と三重県松阪市を結ぶ国道166号。この国道には大きく分けて3つの「酷道」区間がある。ひとつは起点は羽曳野市白鳥交差点からしばらく続く区間、そして大和高田市内、それに三重県内に入ってから飯高町内の3つだ。今ここでは2つ目の大和高田市内の分を紹介することとしよう。
2002年5月13日(月)午後、羽曳野市内の国道166号を歩いたのに続き、徒歩でこの区間へ入った。(向きは松阪方面から羽曳野方面へ) ちなみに、徒歩でなければ通れないというわけではない。
※ 写真の下の説明書きに「羽曳野方面」などとあるのは どちら側を向いて写真を撮ったかです。
R166羽曳野方面はここを左折する。
(羽曳野方面) |
左の交差点名は「旭北町」。
(羽曳野方面) |
JR和歌山線と踏切で交差する。
(羽曳野方面) |
踏切は狭いながら両方向通行。
(羽曳野方面) |
「止まれ」先の交差点から一通区間。
(羽曳野方面) |
一通は自動車で原付は関係なし。
(羽曳野方面) |
国道166号を松阪方面から走ってきた場合、桜井市で国道165号と出遭い、その後国道165号に続いて国道24号とも重複することになる。そうして大和高田市内今里交差点において北上するのだが、この次の信号で左折、単独で西へ向かう。
ところが今里交差点のひとつ北、この「旭北町」には国道166号が左折する旨の表示は全くない。しかしそれも納得できる話で、旧街道の趣を残すここからしばらくの区間はやや狭く、通過交通が流れこんできては困るのだ。
旭北町交差点で西へ方向を転じ、しばらくするとJR和歌山線と踏切で交差する。この辺りは路肩の電信柱が多少邪魔ではあるが、それさえ気をつければすれ違うのにも困難さはない。(勿論、ストレスなくすれ違えるとは言い難いが。)
踏切を越えしばらく行くと、国道には西行き一方通行規制がかけられる。よってこの区間を車で走ろうと思うなら、松阪→羽曳野の向きでしか叶わない。
北片塩町交差点東側、信号待ち。
(羽曳野方面) |
すれ違えないことはないと思うが・・・
(羽曳野方面) |
「すぐ大坂 さかいへ」と書いてある。
(羽曳野方面) |
軒先国道だが抜け道で利用車多し。
(羽曳野方面) |
大中橋交差点で一通区間は終了。
(羽曳野方面) |
松阪方面、車はR166を辿れず。
(松阪方面) |
一通区間が設定されて後は対向車を気にせず走れるため、抜け道利用だろうか、かなり交通量が多くなる。車で単に抜け道として走るだけならただの道だが、歩いていると旧街道らしく道端に石碑があったり、沿道の家々が歴史を感じさせるものだったりして面白い。
しかしそうこうするうちに、狭い区間の終了する大中橋交差点に到着する。途中で現れた一通区間はここまで続いているため、車で走る分にはそんなに厳しい道ではない。
ただ、なにより強調すべきは、この区間、どこにでもありそうな裏道で、普通に走っていて国道であることを示すものは全然見つからないこと。標識に従っているだけではこの区間に入ることも出来ないだろう。羽曳野方面から走ってきた場合でも、大中橋交差点には一方通行による車両進入禁止の標識が立ちはだかり、直進が国道166号だということは示されてはいないのだ。(因みにこの区間、国道168号との重複。)