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大阪府 門真〜守口 (旧国道163号)

国道163号旧道地図
(↑地図内にある番号は下の写真の番号です↑)

現在、国道163号は関目5丁目交差点で国道1号と分岐している。しかし、1960年代初期には そうではなかった。当時は国道1号を京都方面へしばらく辿り、守口市内の八島交差点で東方向へ 分岐していた。1962年の道路地図を見てみると、現在の大阪府道158号守口門真線が国道163号と して描かれている。ところが1964年のものを見てみると、現府道158号の方も現国道163号も、 両方ともが国道163号として描かれていて、推してみるならば 1960年代半ばには現道のほうへスイッチしたということになろうか。

2005年8月17日(水)に、国道163号巣本交差点から国道1号八島交差点への向きで歩いてみた。 巣本交差点から入ってほんの少しだけの一方通行区間を除いては全区間にわたって片側1車線が確保 されている。京阪電車に沿って走るため、駅周辺ともなれば人の動きやら交通量の多い車の動きやらで 非常に錯綜していた。昔からの道であることの名残りはあまり見つけることが出来なかったが、 古川橋の欄干の文字が変体がなであったり、八島交差点を少し入ったところにあった道標などは、 その数少ない例だろう。

参照文献: 『道路地図帳(近畿編)』 和楽路屋 (1962年度版)、 『ミリオン最新道路地図帖』 東京地図出版 (昭和39年)

《 国道163号巣本交差点から国道1号八島交差点へ 》

1:旧道は巣本交差点を斜め右前へ 2:S字カーブで道は進んでいく 3:京阪電車大和田駅付近の雑踏
4:門真市駅横で近畿自動車道をくぐる 5:西三荘駅横にある府道158号標識 6:国道1号八島交差点の手前