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京都府 福知山市内 (旧国道9号)
(↑地図内にある番号は下の写真の番号です↑) |
1960年代の道路地図と現代の道路地図を見比べてみると、当然のことながら多くの違いがある。
しかし中でも、最大の違いと言ってよいものに「舗装道路か未舗装道路かが色分けできちんと
分かるようになっている」というのがある。今ここで扱う旧国道9号も、京都市内から舗装道路が
続いていたものが、丹波町で国道27号との分岐を過ぎた後は、福知山市街地手前まで延々未舗装に
なっている。現在は昼夜を問わず時速60kmほどで流れているこの区間だが、40年ほど前は、
一桁の国道といえども、その程度の整備状況だったということか。
さて本題、福知山市内の旧国道9号の話に移ろう。現在の国道9号は、JRの南側から西側へ
市街地を巻くように走っているが、以前の国道9号はそれとは反対、市街地を東側から
北側へと巻くように辿っていた。多くの場合、旧国道は府県道になっていて、(勘を養えば)
現在の道路地図を見ただけでも判別してしまえる事があるが、この福知山市内は非常に難しい。
というのも、一部が区画整理のために完全に消滅してしまっているのだ。昭和50年代初期からの
十年にわたる区画整理事業により、上の地図で言うと(3)〜(5)の付近は旧道を辿ることが
出来なくなっている。
2005年8月24日(水)に、市街地北西から南東への方向で自転車で辿ってみた。
国道であったときの雰囲気とそう大差がないと思われるのは上記地図の(6)から(10)
の間で、民家の壁に行先案内(綾部や京都)の看板が付けてあったり、最近では
ほとんど見かけることのない丸型ポストがあったりする。それとは反対に、当時の様子と全く
異なっているのは先ほど触れた(3)〜(5)もそうだが(11)付近で、現地にあった案内板に
よれば、道路拡幅事業によって平成4年に町ごと消滅してしまったようだ。
このように、福知山市内の旧道は雰囲気に落差の激しい所だった。
参照文献:
『道路地図帳(近畿編)』 和楽路屋 (1962年度版)、
『ミリオン最新道路地図帖』 東京地図出版 (昭和39年)
《 和久橋(和久川)から厄除神社付近へ 》
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1:現在のものは昭和44年の和久橋
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2:この付近までは確実に旧道ルート
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3:この辺りに斜めに橋があったか
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4:神明神社は区画整理対象外
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5:この付近からは確実に旧道ルート
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6:この交差点から南向き方向一通
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《 厄除神社付近から福知山城付近へ 》
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7:↑綾部・京都 →福知山駅
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8:ポストの形に時代を感じる
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9:街の中を屈曲を経つつ進む
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10:両側から軒が迫る中の旧国道
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11:城北側は道路拡幅で町が消滅
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12:旧国道は信号をそのまま直進
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《 福知山城付近から土師川橋(土師川)へ 》
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13:ここから再び南向き方向一通
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14:この付近はバスも通るようだ
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15:JRとの踏切(立体交差工事中)
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16:旧国道175号はここを直進する
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17:この辺りは2車線幅が確保される
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18:土師川にかかる土師川橋
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